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売上高予算を考える/移動平均法と月別平均法

マーチャンダイジング業務に関わる予算統制

売上高予算とは

マーチャンダイジング業務に関わる予算統制のために、まず編成しなければならい予算は売上高予算です。

売上高予算の編成時における主な考慮事項として以下があります。

  1. 過去年度の販売実績
  2. 販売の傾向変動パターン
  3. 一般の経済状態、物価変動
  4. 競争状況
  5. トレンド
  6. 経営戦略や事業計画

これを考慮しながら、売上高予算の編成を行います。

売上高予算を検討する手法として、「移動平均法」と「月別平均法」をご紹介します。

移動平均法

移動平均法は、過去の実績を予測値として用いる方法です。

移動平均法には、単純移動平均法と、加重移動平均法の2つがあります。

単純移動平均法

実績データの単純平均を求め、その平均値を予測値とする方法です。

計算例

今月:1,200万円
先月:1,000万円
2カ月前:1,200万円
3カ月前:1,400万円

来月の予測売上高= 1,200+1,000+1,200+1,400 4 =1,200万円

加重移動平均法

実績データに異なる「重み」を加えて平均値を求め、予測値とする方法です。

計算例

今月:1,200万円(重み:0.4
先月:1,000万円(重み:0.3
2カ月前:1,200万円(重み:0.2
3カ月前:1,400万円(重み:0.1

来月の予測売上高= 1,200×0.4+1,000×0.3+1,200×0.2+1,400×0.1 4 =1,160万円

月別平均法

月別平均法とは、過去数年間の月別売上高を各月ごとに合計して平均したものを12カ月合計し、それを平均したものを100として各月の指数として算出します。

季節指数の合計は12カ月あるので必ず1,200となります。年間売上高予算に各月の季節指数を1,200で割った構成比を乗じると、月別売上高予算が算出できます。

各月の売上高予算=年間売上高予算×月別季節指数÷季節指数の合計(1,200)

以下は、実際の予算算出例です。

目標の売上予算は前年比10%増を目指しており、各月の目標予算は季節指数を加味しています。