
ストアコンセプトとは
ストアコンセプトとは、店舗の基本理念のことで、「誰に」「何を」「どのように売るか」という3軸でとらえるのが一般的です。
ここでいう「誰に」とは、ターゲットマーケティングで決めたターゲットであり、ペルソナで決めたお客様のことです。この「誰に」が曖昧であれば、曖昧なコンセプトしか作ることができません。ここを明確にできるかがポイントです。
「何を」とは、相手にとっての価値を考えるで考えた価値のことです。我々は商品やサービスを通じて、顧客の問題を解決しているという考えを持つことがポイントだと考えています。
最後に「どのように売るか」ですが、バリューチェーンや知的資産で考えた我々の強みを生かしてどのように売るのか?ということです。
ここからわかるように、ストアコンセプトの機軸は、事業ドメインの機軸と同じと考えて問題ありません。

商品の幅と商品の深さ
商品構成と品揃え

ストアコンセプトが明確になれば、「誰に」で決めたお客様のニーズを満たす商品ラインと商品アイテムを選択し、どのような商品群をによって売り場を作り上げるのかを決定します。
このとき、お客様の視点だけでなく、競合との競争優位性の視点や、経営管理の視点からも検討していく必要があります。
商品ラインとは、「幅」と「深さ」という2次元の広がりを持ち、アイテムの集合のことを指します。
商品アイテムとは、商品ラインを構成する、商品の最小分類を指します。
商品の幅と深さがストアコンセプトを決定づける

このように商品構成と品揃えの決定は、商品戦略にとどまらず、小売りのストアコンセプトそのものを決定づけることになります。
前述の通り、顧客の視点だけでなく、経営運営の視点や、競争優位性の視点も考慮しながら、どんなストアコンセプトにするのか考えます。
あなたの店舗はどのようなストアコンセプトでしょうか?
一度考えてみてはいかがでしょうか?