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商品予算計画の実践編①/分析編

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商品予算計画とは

商品予算計画とは、特定の期間に対して金額で示された明細なマーチャンダイジング活動の計画のことです。
目的は、金額で目標を設定し、マーチャンダイジング活動を推し進める財務的側面の計画を立案することです。
具体的には、売上高予算、在庫高予算、値入高予算、仕入高予算です。

ここまで、

商品予算計画を考える/商品回転率

商品予算計画を考える/在庫回転率

商品予算計画を考える/GMROI

売上高予算を考える/移動平均法と月別平均法

在庫高予算を考える/基準在庫法、百分率変異法

仕入高予算を考える

固変分解し損益分岐点売上高を知る

で、商品予算計画に関わることに触れてきました。
これらを使って、具体的な計画の参考例をお伝えします。

前年度の実績を分析する

ここまで学んできた数値を使って、以下のように各月の各指標を評価します。

この表では、粗利益率に大きな変化はありませんが、変動費にばらつきがあります。その結果営業利益がマイナスになっている月もあるようです。

この変動費が適正だったのかどうかは確認する必要がありそうです。

また、回転率をみると年間に17回転しています。これが次の商品予算計画で使う指標になってきます。

今期は17回転でしたが、来期はどうするのか?ここがポイントです。

皆さんも一度、このような分析を行ってみください。

色々なことが見えてくると思います。