中小企業診断士に学ぶ!
Vol.14Vol.14 / コミュニケーション強化
Web活用で変える
企業文化と風土
中小企業診断士
千田 哲也
株式会社オルガナ
代表取締役
経営層の決定やビジョンが従業員に正確に伝わらず、企業の文化や風土に乖離が生じることは、組織を正しく導く上で大きな障壁となります。この問題に対処する鍵は、インナーブランディングの強化と、デジタルツールを駆使した効率的かつ効果的なコミュニケーションにあります。
1.インナーブランディングの強化
経営層の思考や取り組みを従業員に明確に伝え、組織全体で共通の理解と目標を持つことが、企業成長の鍵となります。社内報は、経営者のメッセージ、企業のビジョン、現在の取り組み、そして従業員の担っているポジションの重要性を伝えるためのツールとして機能します。
経営者の考えや方針、それによってどのようなアクションが必要であるかを俯瞰して見せることで、従業員の理解を深め、組織全体の一体感を醸成できるのです。
2. Web社内報の活用
しかし、紙媒体の社内報の作成と配布には時間とコストがかかります。この課題を解決するために、Web上での社内報の活用が推奨されます。Web社内報を活用することで、最新情報をすぐにアップデートし、従業員は場所を選ばずいつでも情報をチェックできます。コミュニケーションが活発になり、経費削減と地球に優しい取り組みとしても機能します。
当社での取り組み事例
グローバル企業のWeb社内報導入
私たちは、世界各地に事業所を持つグローバル企業のWeb社内報導入を支援しました。
Web社内報を通じて、社長からのメッセージやスタッフ間の対談、各事業部のプロジェクト概要など、各号ごとに様々なテーマを記事にしています。これにより、企業の最新の動向や世界中の活動が即時に伝達されるようになりました。さらに、過去のすべての社内報が第1号からアーカイブ化され、いつでもどこからでも過去の記事へアクセス可能です。
かつて紙ベースの社内報を用いていたこの企業は、Web社内報の導入により、経営の透明性を向上させるとともに、全世界の従業員間での情報共有を大幅にスムーズにしました。この変革により、最新のニュースや活動報告がリアルタイムで共有され、時間や場所の制約を超えて、全従業員が一致団結して同じ情報を共有する環境が実現しました。
まとめ
Web社内報の導入は、グローバルに展開する企業だけでなく、あらゆる企業において、コミュニケーションの質を向上させ、企業文化と風土を豊かにする有効な手段です。デジタル時代の今、企業は情報共有の方法を見直し、従業員との結束を深める新しい手法を取り入れることが求められています。Web社内報は、その強力なツールの一つとして、企業の持続可能な成長を支えることでしょう。
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