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環境を分析する

さまざまな分析手法

なぜ環境を分析するのか?

経営戦略を策定するには、ビジネスにおける環境を分析する必要があります。

分析の観点として重要なことは「理念・目的」や「ビジョン」と比較して、「今、自分はどんな環境に置かれ、どの位置にいるのか?」です。

たとえば、「このメンバーで甲子園に出場する」と目標を掲げたとき、今メンバーの状況はどうだ?スキルは足りているか?メンタルは?チームワークは?競合相手の状況は?協力者はいるのか?コロナなどコントロールの利かない外部要因はないか?

こんなことを分析するんじゃないでしょうか?

これと同じで、企業の内部資源と、企業を取り巻く外部環境からビジネス環境を分析することが必要となります。

分析手法

当社では、以下のような分析手法を目的に合わせ、組み合わせながら分析していきます。

PEST分析

PEST分析とは?

PEST分析は、経営学者でマーケティングの第一人者、フィリップ・コトラー氏によって提唱されました。

コトラー氏は、自身の著作『コトラーの戦略的マーケティング』において、「調査を行わずに市場参入を試みることは、目が見えないのに市場に参入しようとするようなもの」と述べており、環境分析の重要性を説いています。

これまでに成功を収めてきた事業・製品のほとんどは、世の中の変化・流れ・トレンドを味方につけてきたと考えられています。

概要

PEST分析は、それぞれ政治・経済・社会・技術の観点から、自社に影響を及ぼす可能性がある事象分析するものです。

Politics(政治)
Politics(政治的環境要因)では、ビジネスに影響を与える政治・法律・税制などの観点から分析します。

Economy(経済)
Economy(経済的環境要因)では、経済水準・所得変化・為替・金利などの変化が自社に及ぼす影響を分析します。

Society(社会)
Society(社会的環境要因)では、人口動向・価値観・流行・習慣に関する事項を分析します。

Technology(技術)
Technology(技術的環境要因)では、ビジネスに影響を与える技術動向について分析します。

3C分析(4C分析)

3C分析とは、「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の3つの頭文字を取ったもので、マーケティング環境を把握するためのフレームワークです。

そして、最近は「Collaborater(協力者)」の視点も含めると、今の時代にマッチしてくると思います。

また、テクニックの話ですが、目的に合わせて分析の順番が変わってきます。

A. 顧客ニーズから分析する(一般的な流れ)

1.Customer(市場・顧客):顧客は何を望んでいるのか?

2.Competitor(競合):そのニーズに対し競合はどのような対応をしているか?

3.Company(自社):その上で、我々はどんな経営資源を利用するのか?

B. 自社の想いから分析する

1.Company(自社):我々は誰のために何のためになぜこの事業をしているのか?特質や利点は何か?

2.Customer(市場・顧客):我々が幸せにしたいお客様は誰なのか?

3.Collaborater(協力者):誰と協力すれば、そのお客様をより幸せにできるか?

当社は、Bの自社の想いから分析する手法を利用することが多いです。モノで溢れる時代において、顧客のニーズは何か?よりも「我々は何がしたいのか?」を強くメッセージすることが重要だと考えています。

SWOT分析

SWOT分析は、以下の4つの切り口で検討していきます。前述のPEST分析や、3C分析の結果をプロットしていくことが当社では多いです。

内部環境
1. 強み(Strength)    :競争優位性を発揮している事柄
2. 弱み(Weekness)    :競争劣位性が生じている事柄

外部環境
3. 機会(Opportunity)    :私たちの事業にプラスになる事柄
4. 脅威(Threat)    :私たちの事業にマイナスになる事柄

分析のポイントは、以下です。

1.最初にそれぞれの視点や切り口について定義をする
2.フレームのTOWS各欄には「事実(ファクト)」ではなく、「解釈」を書く
3.プラス、マイナスの両面を見る
 事実 :当社には販売店が多数ある。
 解釈1:販売店が多数あるから、顧客の購買機会を逃さない(強み)
 解釈2:販売店が多数あるから、高コスト体質で利益を出しにくい(弱み)

BSC(バランススコアカード)

最後にBSC(バランススコアカード)です。

こちらは、私たちの取り巻く環境を、顧客、業務、人財、財務の『4つの視点』で考えます。

当社では、これに想いの視点をプラスして『5つの視点』で考えます。この手法は私が師事するEMEコンサルタンツ株式会社小野先生のメソッドです。

これらの視点で経営のバランスを再確認します。

EMEコンサルタンツ株式会社

顧客の視点 :顧客とどのような信頼関係をどのようにして構築するのか
業務の視点 :どのような独自のプロセスをどのようにして構築するのか
人財の視点 :どのような個人・組織能力をどのようにして蓄積・発揮するのか
財務の視点 :どのような財務体質をどのようにして実現するのか
想いの視点 :企業活動の背景となる企業文化を醸成するために、組織が大切にしなければならない価値観・経営ビジョンをどのようにして浸透させるのか、どのように顧客に届けていくか

すべては目的からの逆算

このように様々な分析手法がありますが、重要なことは目的からの逆算です。

いま行っている分析は目的に効果的なのか?こういった観点で分析をしていくと現在地を把握することができます。

あとは、「現在地と目的地をどう繋ぐのか?」という問題になります。

皆さんの目的やビジョンはなんでしょうか?