
Shopifyとは


ShopifyはECサイトのプラットフォームとして、175か国100万ショップ以上に導入されているカナダの企業です。
当社が取り扱うMakeShopと同じく、サブスクリプション型のサービスモデルでECサイトを開設できる容易さが評価されています。
また、日本語にも対応しているほか、多言語・多通貨・海外配送も簡単にできるため、越境ECなどにも向いているECサービスです。
Shopifyで作られたECサイトは、アメリカの小売ECサイトの中でAmazonに次ぐ売上のシェアを占めており、多くの注目を集めています。
ShopifyはECサイトだけでなくソーシャルメディアや実店舗の情報も一括管理できる点が特徴です。
また、デザインの自由度が高く、機能拡張性にも優れています。そのため、制限が多いECモールよりも、自社ブランドを確立しやすいという点において高く評価されています。
プラン内容
Shopify (世界175の国と地域で利用されており、流通総額は2,000億ドル)と、日本のカートASP業界でNo.1の流通額(2021年の流通額は2,749億円)を誇るMakeShopについて比較をしてみました。
それぞれ、どのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。
sauce:MakeShop
MakeShop | Shopify | |
---|---|---|
月額プラン料金 | 11,000円 (税抜10,000円) |
25ドル |
カード手数料 (V/M) |
3.19% ※1 | 3.4% |
取引手数料 (特定の決済方法以外で発生) |
0% | 2.0% |
サポート体制 | 電話・メール 掲示板・HTMLサポート |
メール・SNS |
SSL | 13,200円/年間 (税抜12,000円/年間) |
無料 |
スタッフアカウント数 | 5(追加可能) | 2 |
海外への販売 | 無料で対応 ※2 (言語、通貨も自動対応) |
言語設定可 通貨は自動対応 |
※2022年6月時点調査データ。両サービス公式サイトの情報をもとに記載。
※1 VISA/MASTERの決済金額が50万円以上の場合。
※2 商材によっては海外への販売が不可のケースもございます。
まずはベーシックなプランにおいて料金や対応しているサービス範囲について比較してみます。MakeShopは「プレミアムプラン」Shopifyは「ベーシックプラン」で比較してみます。
毎月の利用料金に関してはMakeShopが高くなっており、カード決済(ECサイトで一番利用される決済方法です)の手数料についてはShopifyが高くなっているという結果です。
また、特定の決済方法以外を利用した場合に取引手数料というものがShopifyでは2.0%発生いたします。
それ以外での注目ポイントはMakeShopは、お電話での日本語サポートやデザイン編集のサポートにも対応している点です。
海外販売においてはMakeShopは面倒な設定は不要で、言語も通貨も自動対応、国内配送をおこなうだけでかんたんに開始できます。
基本機能
ショップ運営をおこなう上で必要になってくる基本機能の一部を比較していきましょう。
sauce:MakeShop
MakeShop | Shopify | |
---|---|---|
クーポン機能 | 無料 | 無料 |
商品レビュー | 無料 | 無料 |
会員ポイント機能 | 無料 | 49ドル |
会員情報マイページ修正 | 無料 | 12ドル |
お気に入り登録 | 無料 | 6~20ドル |
在庫アラート | 無料 | 29ドル |
再入荷お知らせメール | 無料 | 15ドル |
配送日時指定 | 無料 | 9.8ドル |
複数配送先の指定 | 無料 | 29ドル |
ギフトラッピング・のし | 無料 | 3.99ドル |
※Shopifyのアプリ価格は2022年5月時点でのものになります。
※Shopify公式サイト・機能一覧リスト、Shopifyアプリストアの情報をもとに記載。
※2022年5月時点での為替相場1ドル=128円で計算。
MakeShopとShopifyの違いについてご説明します。
MakeShopの場合、一般的な機能はすでに管理画面内に用意されておりますが(一部の有料オプション機能を除く)、Shopifyでは基本機能にないものは、ユーザー自身で追加のアプリをインストールしていくか、コードをカスタマイズする仕組みになっております。
(Shopifyのアプリ価格は本ページの執筆時点で最安と思われるアプリ、または公式資料にあるアプリの価格を記載しております。)
この違いは、日本のEC事業者や商習慣をターゲットに長年にわたり追加開発をしてきているMakeShopと、さまざまなロケーションで利用できるように対応しているShopifyといった違いからになると思われます。
「自身でコードをカスタマイズするのはハードルが高いし、欲しい機能をアプリで追加していった場合、トータルコストはどうなるの?」と思った方も多いはずです。
そこで、本格的にECサイトを立ち上げる際に必要と思われる、細かな機能も合わせコストを月額あたりで比較してみました。
MakeShop 12,200円 / Shopify 約20,000円~
前述の見出し「プラン内容」の箇所ではShopifyの価格がお得に見えましたが必要な機能をアプリで追加していくと、必ずしもそうとは限らないようです。
また、わずかですが決済手数料の差や取引手数料なども含めると、売れれば売れるほどMakeShopのほうがお得になってきます。
カスタマイズ・自由度について
両サービスともにカスタマイズや自由度の高さも特徴ですが、少し違いがあるので比較していきましょう。
sauce:MakeShop
MakeShopの場合
- 業態に合わせた有料オプション機能を追加できます。(BtoB、定期購入、予約など)
- HTML、CSSの編集で自由度の高いデザイン編集が実現できます。
Shopifyの場合
- 豊富にあるアプリやデザインテーマでカスタマイズ可能です。
- Shopifyオリジナルの言語であるLiquidを編集しカスタマイズも可能です。
Shopifyのアプリは世界各国のサードパーティーが構築しており、非常に豊富です。
日本の商習慣を踏まえた国内産のアプリも増えてきてはいますが、スタンダードなものや安価なものを選ぶと設定画面や問い合わせ対応が英語のみ、といったこともあります。
また、さまざまな会社が作るデザインテーマやアプリがあるので、組み合わせによっては正常に機能しないといったこともあるので注意したいところです。
Shopifyの仕様に精通した英語ができる社内スタッフや、制作会社にしっかりと対応してもらうのが安心かもしれません。
まとめ
さまざまな角度から2つのサービスを比較してみて、いかがでしたでしょうか?
まとめてみるとこのような特徴になるのではないでしょうか?